高島雄哉と大西沙織

 帰ってきたら5年半の歳月が過ぎ去っていた。これがウラシマ効果というやつか。

 5年半経っても世界はそう大きく変わっておらず、ぼくが過去に名前を挙げた声優はまだ誰も消えていない(結婚は2人してた…)。作家はもともと消えてた人も死んでた人もいるし、そもそもすぐ消えたり死んだりするのが当たり前の世界だから5年半程度では何も変わらない。変わったことといえば、大好きだったティーハーフが競走馬を引退して種牡……あれおかしいな、まだ走ってますね。

 

 とかいうどうでもいい話はどうでもいいとして、ここ数年、声優成分は多分に摂取しているがスターシップ成分はさっぱりで、直近読んだSFはなんと昨年9月の高島雄哉『エンタングル:ガール』だ。その前はKindleで復刊されてた北野勇作『クラゲの海に浮かぶ舟』で、これが………え、2018年5月? 嘘だろ? てかそもそも5年半前も「最近SF全然読んでねえなー」って言ってたし、ぶっちゃけここ10年くらいさっぱりですわ。

 『エンタングル:ガール』は、アニメ『ゼーガペイン』の世界をまだまだ広げてみせるぜー、あとカミナギLOVE。という作者の強い意志を感じさせる佳品だったが、あれから1年弱、未だ残念ながら『ゼーガペイン』に新たな展開は生まれていない。望むのは短編アンソロジー or 舞浜放送局の新作だが、せめて花澤香菜に「リトルグッバイ」を歌わせるくらいのことはそろそろしてくれてもいいのではなかろうか?

 

 ちなみに今は最近A&Gで散財したときに買った「佐倉としたい大西」のDVD1作目を観ている。やっぱ5年半も経つと声優DVDが買いきれないほど出てて大変ですねー(もういい)。むしょーに寿司が食いたくなったが、佐倉綾音が握った寿司しか食いたくないというジレンマ。大西沙織水瀬いのりとやってる『ダンまち』のYoutubeが大変おもしろいので、あれの新作早くしてください。

エンタングル:ガール (創元日本SF叢書)

エンタングル:ガール (創元日本SF叢書)

  • 作者:高島 雄哉
  • 発売日: 2019/08/29
  • メディア: 単行本