ディックと田村ゆかり

 思えばディックを全然読んでこなかった人生なので(たしか『ドクター・ブラッドマネー』と『高い城の男』くらいしか読んでない)今年はディックの年にしようと思っていたのにいつの間にやら9月になり現時点で読んだディックといえば『トータル・リコール』と『変数人間』のみ。『変種第二号』は今読んでいる、というか放置していると言ったほうが良くディックの年はまた来年になりそう。

 ていうか早川がいつまで経っても『アジャストメント』をKindle化しないのが悪いのです。新編集の最初の短編集だけKindleにないとか座りが悪くて仕方がないよ。文庫の旧短編集は家にあるはずだけど引っ越してからまだダンボールを開けてないので紙の本は読めんのですわ。だれかダンボールを開けてぜんぶ綺麗に本棚に並べてくれませんかね。本棚足りないけど。

 買ったきり観ていない田村ゆかりのライブBDが溜まっているので新しいのも出たことだし順番に消化中。田村さんは俺が求める『さよならをおしえて』とか『片想いルーレット』とか『デイジー・ブルー』みたいな曲をまったく歌わなくなってしまったのでCDを聴くこともめっきり減ってしまいライブに行くこともなくなってしまったから音楽性の違いで解散するバンドが出てきても仕方ないな、って思いました。

 それでもバンドのみんな楽しそうだしなにより田村ゆかり自身が一番楽しそうだからやっぱりいいライブだよな。カラオケでライブやってるプチミレディとか上坂すみれのプロデューサーは大いに反省すべし。